ジェルトロン開発者・田中啓介のブログです。

2015年10月1日木曜日

癒しの生活 1

今月から毎月、睡眠と介護そしてスピリチュアルといった切り口でコラムを書かせていただきます。「癒し」は英語でHEALと表現されますが、これは「健康」HEALTHにつながっており、つまり癒し続けられた状態が健康といえるわけです。1999年に世界保健機関の健康の定義(精神・肉体の健康)に魂(スピリチュアル)を加える提案がなされたことがありました。要するに精神という概念だけでは収まらないことを魂という概念を用いることで、健康をより理解しやすくすることを考えたということです。
私は現在、日本睡眠学会、日本睡眠環境学会、日本褥瘡学会の会員で毎年のように学会で研究発表をさせていただいております。また子供のころから様々なスピリチュアル的な体験をしてきました。そこでそれらの体験や研究の過程で気づいたことをベースに幸せな生活(くらし)について、少し変わった視点でお伝えさせていただきたいと考えています。

「科学で解明できていないことは納得しない」という人が多いですが、これは人生の楽しみ方が下手な人だと思うのです。私がアメリカに留学していたときにNASAの研究員と出会い、彼から次の話を聞きました。1967、8年の2年間、ヒューストンに大きなレーダーを設置して地球外生命体の存在確率を研究していたとのことです。その結果太陽系のどの星も存在確率が「ゼロ」だったのです。ところが、1969年7月アポロ11号をはじめ6回も人類は月面着陸に成功し、ヒューストンで使用したものと同性能のレーダーを月に持って行き、地球に向けてスイッチを入れたところ、「この星には生命体はいない」という結果が出たというのです。自分の存在さえも証明できない科学に固執するのではなく、科学で解明できていることより、できていないことのほうが多い、という大らかな発想を持つことで、自分の価値観とは異なる考えを受け入れることができるようになり、それによって豊かで幸せな生き方が実現できると思うのです。
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