ジェルトロン開発者・田中啓介のブログです。

2017年4月14日金曜日

真の商いと儲けるということ

私が開発したジェルトロンはお陰様で様々な用途にご利用いただけるようになり、より一層お客様のお役に立てて頂けることを願い、商品の特性をしっかりと理解してお客様のお悩みやご要望に耳を傾けて頂ける心の温かい販売店様とだけ契約を結ばせていただくように考えています。

そこで心の温かい販売店様との出会いを広げるため、家具業界と介護福祉業界の展示会に出展しているのですが、それぞれの展示会で弊社の同じマットを目にした販売店の仕入れ担当者の反応の違いから、真の商いの姿に気づく大きなヒントがあります。

私自身、生まれながら家具業界に生きてきた経験から述べさせていただくと家具の展示会における多くの仕入れ担当者の反応は、「凄い面白い商品だね!これは儲かりそうだ!値段は?掛け率は?」といったものが殆どです。

介護福祉の展示会における多くの仕入れ担当者の反応は、「凄い面白い商品だね!これなら〇〇さんのおじいさんに使っていただける。この機能があれば〇〇さんのおばあちゃんの床ずれが治りそうだ!むち打ち症で首に不安がある人に確実にお勧めできる」といったものが殆どです。

絶対的に違うのは介護用品の仕入れ担当者の多くは、その商品を勧めるお客様の名前や症状が意識できており、何をソリューションするかが明確であるということです。

漠然と売れて儲かりそうな商品の掛け率交渉に大きなエネルギーを費やしながら仕入れを行う家具業界の仕入れ担当者では販売時点で、お客様に感動をお届けするなんてことは絶対にできないと思うのです。

商いの原点である仕入れというものを考えた時、買っていただくお客様という主人公の顔が全く見えていないようでは「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」的な売り場になっているということです。メーカーのコマーシャルなどによって偶然に売れることはあっても売れ続けることはないと考えています。

介護福祉業界では当然であっても家具業界では少数派である、お金を儲けることを基本とせず、お客様の声に耳を傾けて頂けることのできる心温かい販売店様とのご縁を育むことが私の開発した子供のようなジェルトロン商品を、必要としておられるお客様に正しくお届けいただくことに繋がると考えています。



販売店の姿勢としてお金を儲けることを第一に考えているうちは、そのお店の信者となって頂けるようなお客様に出会うことはできません。儲けるという文字は信者をつくることに起源があり、そこには「金」の文字は存在していないのです。
read more "真の商いと儲けるということ"