株式会社パシフィックウエーブ 代表取締役・田中啓介のブログです。

2017年12月19日火曜日

呼吸とギブ&テイク


私は睡眠や床ずれに関する勉強会で講師をさせていただく中で、必ず「呼吸の大切さ」についてお話しさせていただくことにしています。聴講生の方々に「深呼吸をしてみてください」というと、ほとんど全員が息を吸い始めます、そして吐き出すのですがこれでは呼吸ではなく吸呼という順序になってしまっています。そもそも人間は生まれた時に母親の胎内にいた時の羊水などを吐き出してから息を吸います。そして最期には息を引き取ると表現されるように、息を吸って一生を終えるということになるわけなので、やはり呼吸という順序が正しいということになります。ですから深呼吸というのはまずしっかりと息を吐き出し、そして全身で空気を吸い込むことが大切なのです。健康状態が悪くなると深呼吸がしっかりとできなくなります。息をするということは命の根源でありますから、呼という吐き出す行為を大切にし、呼吸という順序を意識することが健康維持に役に立つと思うのです。

順序と言えばギブ&テイクという言葉がありますが、まず相手に与えることが大切で、相手から貰うことは後からついてくるということです。この順序を心掛けていればどんな価値観の人であろうと必ずいい関係ができると思うのです。

先日のことです、今まで長くご縁があり弊社が購入者となるA社に些細なお願い事をしました。するとA社は「来年も買ってくれるならその願い事を受けます、願い事を受けてほしいなら来年も買うと約束して下さい」というのです。その些細なお願い事はA社でなくても他に頼めるB社もいましたのでB社にお願いすると、気持ちよく「今までお世話になっているので願い事はお受けさせていただきます、来年も引き続きお取引を宜しくお願いします」と言ってくれました。A社とは今年限りで取引を止めることにしました。まさにA社はテイク&ギブという順序であり、B社はギブ&テイクという正しい順序での表現であったと思います。同じことを表現するにしても順序が違うだけで関係が崩れてしまうことになるということです。

単なる順序ということだけではなく、呼吸とギブ&テイクはよく似た意味を持っていると思うのです。なぜなら始めに吐き出すことや与えることを行えば、次には自然に吸い込めたり、与えられたりするということです。呼吸と少し違うのはギブ&テイクは与えた人から直接与えられるのではなく、多くの場合が与えた人とは異なる人から与えられることだと思います。このことは「情けは人の為ならず めぐりめぐって己がため」という言葉からも理解することができます。このように与える立場の時でも感謝の気持ちを大切にすることができれば、幸せな人生が実現できると思うのです。お金も第一に人の役に立つ使い方を考えることができればおのずと儲かるようになるものだと思います。要するに人生は出すことや与えることを第一に考えることが自然流だと思うのですが如何でしょうか。